【映画化決定】おでかけ子ザメちゃんには暗い裏設定が垣間見える件

サメのこどもがかわいい『おでかけ子ザメ』シリーズ。人間と動物が共存する架空の街「八魚町」を舞台に主人公の子ザメちゃんと住民たちの日常を描く、“やさしいせかい”系の作品だ。

作者ペンギンボックスさんがTwitter(X)に投稿していたショート漫画から始まり、そのかわいさから書籍化やグッズ化など幅広く展開された。

Youtube公式チャンネルではアニメが60話まで公開中。独特なサメ語を話す子ザメちゃんの声優はなんと花澤香菜さん。花澤香菜の無駄遣い…いや有効活用?

そんなおでかけ子ザメちゃんにはもちろんファンがたくさん存在するワケだが、そのファンのひとりである知人Sが、私にこんな話をしてきた。

アニメ観て思ったんだけど…子ザメちゃんって実は暗い裏設定があるんじゃないか?

裏設定の疑惑

違和感のある場面を紹介する前に、先に結論を書く。

八魚町のひとたちは、子ザメちゃんと親ザメを引き離してしまったのではないだろうか。親ザメを殺してしまったのかもしれないし、捕獲して水族館に連れて行ったのかもしれない。赤ちゃんだった子ザメちゃんはその時の事を覚えていないか、もしくはトラウマとして記憶を封印している。

八魚町のひとたちは子ザメちゃんのトラウマを呼び起こさないよう、そして罪滅ぼしとして子ザメちゃんが幸せであるよう、常に子ザメちゃんを思いやった言動をしているのだ。

…さて荒唐無稽な作り話と言われそうなこの裏設定だが、この設定を裏付ける違和感を見ていこう。

違和感

両親の描写

子ザメちゃんの両親の描写は一切出てこない。その一方で、“親子”に対して憧れる描写が散見される。

第53話「すなば」より。一緒に遊んでいた少女が母親に呼ばれ帰宅する描写が、2秒ほど意味深に映された。

第37話「プレイルーム」。子ザメちゃんが読んでいる絵本にはこのような文章が。

さかなのおやこは いっしょにたのしく およぎました

さらに近くで遊んでいた男児が、2つある魚のぬいぐるみの片方を投げ飛ばしてしまう。子ザメちゃんはぬいぐるみを拾い男児に渡すのだが、ここで男児の母親が言った。

ママのお魚から離れちゃダメでしょ?

その発言なんだか…おかしくないか?

第56話「おばけやしき」。お化けの着ぐるみに驚かされピンチの子ザメちゃんだが、サメを模した着ぐるみに驚かされると怖がるどころか喜んで抱き着いたのだ。

涙を浮かべてしがみつく子ザメちゃん。本当の親はどうしているのだろう。

街の人たちが優しすぎる

物語の舞台『八魚町』の登場人物は、全員が子ザメちゃんに優しい。いや、優しすぎる。

町民の全員が子ザメちゃんの幸せのために行動している。さらに子ザメちゃんが商品にお金を払っている描写はなく、映画館もかき氷も全て無料。

海への憧れ

子ザメちゃんは海から上がってきて陸で『おでかけ』することが趣味らしいのだが、海への強い憧れを思わせる描写はいくつもあるが実際に海へは帰らない。

こどもたちは折り紙やイラストで海を表現して子ザメちゃんを楽しませている。しかし実際に海へ行こうとはならない。

もしかしてこの町は海から遠いのだろうか。いや、八魚町(やうおちょう)という町の名前から漁猟が盛んな海沿いの街であることが推測できる。

第47話「おとしもの-後編-」では、町中から集まったたくさんの魚類のぬいぐるみを見た町民が「さすが八魚町…」と呟いている。

子ザメちゃんを海に連れていくことは、不可能ではないはずだ。

という感じ。

子ザメちゃんは唐草模様の風呂敷を身に着けている。唐草模様の風呂敷は日本で言うと旅人の装備品というイメージがあり、子ザメちゃんの孤独性を象徴しているのではないか。

第1話「映画」の描写で、中身が貝や珊瑚やヒトデなど海のものであると判明している。海に気軽に戻れる状況ならばそれらを(宝物のように)持っている意味はない。やはり子ザメちゃんは海に憧れながら、海に戻ることができないということだ。

以上のような違和感を知ると、あなたも『確かに…もしかすると…』と思ったのではないだろうか。

劇場版の展開

映画化が発表されてさらに注目されているおでかけ子ザメだが、それでは映画ではどんなストーリーが展開されるだろう。

成長した子ザメちゃんは両親がいなくなった原因が人間にあることを思い出す。同時にヒトを食べたいという野生の本能が強くなる。優しくしてくれた町民への葛藤。しかし怒りと本能に抗えなくなった“元”子ザメちゃんは、人類への復讐を決意するのであった-。

…というのは全て私と友人Sの妄想で、劇場版では子ザメちゃんが『とかい』におでかけすることが判明している。都会でも子ザメちゃんと人々との“やさしいせかい”を見ることができるだろう。

あ、全部妄想だからね。

©ペンギンボックス・KADOKAWA/おでかけ子ザメ
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